もとは男帯?兵児帯とはどんな帯?
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兵児帯という変わった名称は、その昔、薩摩に住む15歳~25歳以下の男性を兵児と呼び、彼らが締めていた帯に由来します。もともとは男帯の一種で、フォーマルな場ではなくカジュアルな着こなしの際に用いられてきました。
古くから使われてきた兵児帯の布地は絹が主流でしたが、合成繊維のものが増え、安価でアレンジが楽しくなるような種類が販売されています。柔らかくて結びやすいこともあり、子供が浴衣を着る際に使われるようになりました。
活発な動きを邪魔せず、着崩れしても結び直しやすいのが特徴です。
男性用の兵児帯は幅約74cmの「大幅」や約50cmの「中幅」があり、落ち着いた風合いの紺や黒の無地がほとんどですが、子供用は幅が細く、長さも短くなっており、カラフルでかわいらしい色使いです。
女の子は赤、ピンク系、男の子は青、緑系のものが多く、昔からのものは大人用にも子供用にも「絞り」がほどこされています。胴を2周(細い人は3周)するように巻いて、後ろで蝶結びにするのがスタンダードな方法です。
男性と子供が使う帯でしたが、結び目がふわふわでアレンジが楽しめることもあり、かわいいものに敏感な若い女性の中にも広がっています。お母さんが浴衣を着るときにも、子供とおそろいで合わせてみるのもオシャレです。
古くから使われてきた兵児帯の布地は絹が主流でしたが、合成繊維のものが増え、安価でアレンジが楽しくなるような種類が販売されています。柔らかくて結びやすいこともあり、子供が浴衣を着る際に使われるようになりました。
活発な動きを邪魔せず、着崩れしても結び直しやすいのが特徴です。
男性用の兵児帯は幅約74cmの「大幅」や約50cmの「中幅」があり、落ち着いた風合いの紺や黒の無地がほとんどですが、子供用は幅が細く、長さも短くなっており、カラフルでかわいらしい色使いです。
女の子は赤、ピンク系、男の子は青、緑系のものが多く、昔からのものは大人用にも子供用にも「絞り」がほどこされています。胴を2周(細い人は3周)するように巻いて、後ろで蝶結びにするのがスタンダードな方法です。
男性と子供が使う帯でしたが、結び目がふわふわでアレンジが楽しめることもあり、かわいいものに敏感な若い女性の中にも広がっています。お母さんが浴衣を着るときにも、子供とおそろいで合わせてみるのもオシャレです。
簡単でかわいく結べるリボン結び
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兵児帯の定番の結び方、基本のリボン結びをマスターしましょう。
一度聞いただけで実践できるほど手軽な方法です。
簡単にできるようにリボンを体の前で結び、完成した後に背中にくるっと回します。
最初に兵児帯の幅を半分に折って細くします。
次に長さを2つに折り、中心部分を決めます。
中心部分を体の前中心(おへそと顔を結ぶ線)に合わせるように帯を当てます。
このとき帯の幅は細い状態になっていますが、輪の部分を下(足の方)にして合わせてください。
体の前中心に帯を当てたまま、両手で脇の辺りの帯を持ち、後ろに滑らせながら背中で交差させます。
キュッと力を入れて締めたら、前に戻し体の中心で結びます。
このとき左右に残った帯の長さが同じになるように整えるとできあがりがきれいです。
リボン結びの中心になるため、しっかりと結びます。
続いてリボンの輪の部分を作ります。
結び目の下になっている帯を持って輪を作り、もう片方の帯を上からかぶせてリボン結びを作ります。
ゆるまないように締め、輪の部分を広げながらきれいなリボンの形に整えていきます。
納得できる形になったら、背中へ帯を回します。このときに気を付けたいのが帯を回す方法です。
浴衣は着る人から見て右側の襟が下になる「右前」で着るのが常識です。
帯を右から背中方向へ回さないとせっかく合わせた襟が崩れてしまうので要注意です。
帯を持ちあげながら、一気にではなく少しずつ様子を見ながら回してみましょう。
背中の中央にリボンが来るように結べたら体の前の部分の帯を整えます。
ぐしゃぐしゃにならないようにしわをのばして「前板」と呼ばれる薄い板を入れます。
蒸れないようにメッシュになったものや、ソフトな芯が入ったものなど、さまざまな種類が販売されています。
前板が入ることですっきりときれいな見た目になり、帯が崩れにくくなります。
一度聞いただけで実践できるほど手軽な方法です。
簡単にできるようにリボンを体の前で結び、完成した後に背中にくるっと回します。
最初に兵児帯の幅を半分に折って細くします。
次に長さを2つに折り、中心部分を決めます。
中心部分を体の前中心(おへそと顔を結ぶ線)に合わせるように帯を当てます。
このとき帯の幅は細い状態になっていますが、輪の部分を下(足の方)にして合わせてください。
体の前中心に帯を当てたまま、両手で脇の辺りの帯を持ち、後ろに滑らせながら背中で交差させます。
キュッと力を入れて締めたら、前に戻し体の中心で結びます。
このとき左右に残った帯の長さが同じになるように整えるとできあがりがきれいです。
リボン結びの中心になるため、しっかりと結びます。
続いてリボンの輪の部分を作ります。
結び目の下になっている帯を持って輪を作り、もう片方の帯を上からかぶせてリボン結びを作ります。
ゆるまないように締め、輪の部分を広げながらきれいなリボンの形に整えていきます。
納得できる形になったら、背中へ帯を回します。このときに気を付けたいのが帯を回す方法です。
浴衣は着る人から見て右側の襟が下になる「右前」で着るのが常識です。
帯を右から背中方向へ回さないとせっかく合わせた襟が崩れてしまうので要注意です。
帯を持ちあげながら、一気にではなく少しずつ様子を見ながら回してみましょう。
背中の中央にリボンが来るように結べたら体の前の部分の帯を整えます。
ぐしゃぐしゃにならないようにしわをのばして「前板」と呼ばれる薄い板を入れます。
蒸れないようにメッシュになったものや、ソフトな芯が入ったものなど、さまざまな種類が販売されています。
前板が入ることですっきりときれいな見た目になり、帯が崩れにくくなります。
リボン結びをアレンジして華やかにしてみよう
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基本のリボン結びを覚えたら、アレンジに挑戦してみましょう。
最も簡単なアレンジはアイテムをプラスすることです。
飾り紐や帯飾りなどが販売されており、アクセサリー気分で付けて楽しめます。
飾り紐はビーズやトンボ玉が通してあるものなど、キュートなものからシックでおしゃれなものまでそろいます。
帯の結び目に通して体の前で結ぶことで帯がずれることを防止する役割もあり、機能面でも優秀です。
帯飾りは、後ろ姿をさらに華やかにしてくれるアイテムです。
キラキラと輝くモチーフが多く、帯の結び目に差し込んで固定して使います。
コサージュやシュシュを帯飾りとして代用するのもかわいいです。
最も簡単なアレンジはアイテムをプラスすることです。
飾り紐や帯飾りなどが販売されており、アクセサリー気分で付けて楽しめます。
飾り紐はビーズやトンボ玉が通してあるものなど、キュートなものからシックでおしゃれなものまでそろいます。
帯の結び目に通して体の前で結ぶことで帯がずれることを防止する役割もあり、機能面でも優秀です。
帯飾りは、後ろ姿をさらに華やかにしてくれるアイテムです。
キラキラと輝くモチーフが多く、帯の結び目に差し込んで固定して使います。
コサージュやシュシュを帯飾りとして代用するのもかわいいです。
リボン結びのアレンジ
1.フラワーボール
「これ、どうやって結んだの?」と聞かれること必至のアレンジ結び「フラワーボール」はその名の通り花びらがたくさん重なった丸いボールのような結び方です。
兵児帯のふわふわした特徴を生かした結び方で、リボン結びに比べると大人かわいい雰囲気です。
子供だけでなくお母さんもチャレンジしたくなるのではないでしょうか。
結び方は、基本のリボン結びを作るところから始めます。
リボンの輪の部分をまず小さめに作るのがコツです。
結び目の下に残った帯の部分を結び目に通します。
どちらの帯から作るかを決めて、まずは下から上へ結び目の下を通します。
このとき、最初に作ったリボンの輪と同じぐらいの輪が結び目の下に残るようにします。
結び目の下を通して上の方に残った帯を、今度は下に向けて結び目の下を通します。
このときにも輪が結び目の上に残るようにします。
この時点で、最初のリボンの輪の上下に2つの輪がプラスされているはずです。
帯の残りがなくなるまで、下から上、上から下と繰り返して輪を作り、最後の部分は帯の中に入れ込んで隠します。
もう片方も同じ手順で繰り返し、すべての輪を広げて整えます。
背中に大きな丸い花がぱっと咲いたようなアレンジができあがります。
兵児帯のふわふわした特徴を生かした結び方で、リボン結びに比べると大人かわいい雰囲気です。
子供だけでなくお母さんもチャレンジしたくなるのではないでしょうか。
結び方は、基本のリボン結びを作るところから始めます。
リボンの輪の部分をまず小さめに作るのがコツです。
結び目の下に残った帯の部分を結び目に通します。
どちらの帯から作るかを決めて、まずは下から上へ結び目の下を通します。
このとき、最初に作ったリボンの輪と同じぐらいの輪が結び目の下に残るようにします。
結び目の下を通して上の方に残った帯を、今度は下に向けて結び目の下を通します。
このときにも輪が結び目の上に残るようにします。
この時点で、最初のリボンの輪の上下に2つの輪がプラスされているはずです。
帯の残りがなくなるまで、下から上、上から下と繰り返して輪を作り、最後の部分は帯の中に入れ込んで隠します。
もう片方も同じ手順で繰り返し、すべての輪を広げて整えます。
背中に大きな丸い花がぱっと咲いたようなアレンジができあがります。
リボン結びのアレンジ
2.兵児帯を2本使う
兵児帯を2本使ってリボンを2つ重ねたアレンジは華やかでボリュームたっぷりにできあがります。
まず1本目の兵児帯を使います。
基本の結び方の手順に従い、背中で交差させて胴を2回りさせ、背中でひと結びするところまで進んだら、結ばずにクリップなどで仮止めをしておきます。
2本目の帯を用意し、1本目の帯に重ねます。
2本目は2回りせず、1回目の背中で交差させる段階でひと結びします。
このとき、仮止めしていた1本目の帯と、2本目の帯を重ねて背中で結んでください。
最初に結んだ帯の1回り目の帯の下を通して結ぶとリボンがふらつかずに固定できます。
続いてリボン結びをします。
2本の帯は長さが違うのですが、リボンの輪を整えるときに長い帯の方をたっぷりと大きな輪にします。
短い方を小さい輪にして、大きな輪に重ねるようにアレンジします。
2本目の帯の重ね方は個性を出したいポイントです。
帯を細めにしたりねじったりして重ねると、前から見た姿にもアクセントがつきます。
兵児帯の選び方もポイントになってきます。シフォンやレースがついた帯を重ねると、前から見たときに帯が透けて見えたり、後ろ姿がふわふわで、よりガーリーな雰囲気にできます。
華やかなアレンジなので、帯の結び目にコサージュを付けるなど飾りとも相性が良いです。
まず1本目の兵児帯を使います。
基本の結び方の手順に従い、背中で交差させて胴を2回りさせ、背中でひと結びするところまで進んだら、結ばずにクリップなどで仮止めをしておきます。
2本目の帯を用意し、1本目の帯に重ねます。
2本目は2回りせず、1回目の背中で交差させる段階でひと結びします。
このとき、仮止めしていた1本目の帯と、2本目の帯を重ねて背中で結んでください。
最初に結んだ帯の1回り目の帯の下を通して結ぶとリボンがふらつかずに固定できます。
続いてリボン結びをします。
2本の帯は長さが違うのですが、リボンの輪を整えるときに長い帯の方をたっぷりと大きな輪にします。
短い方を小さい輪にして、大きな輪に重ねるようにアレンジします。
2本目の帯の重ね方は個性を出したいポイントです。
帯を細めにしたりねじったりして重ねると、前から見た姿にもアクセントがつきます。
兵児帯の選び方もポイントになってきます。シフォンやレースがついた帯を重ねると、前から見たときに帯が透けて見えたり、後ろ姿がふわふわで、よりガーリーな雰囲気にできます。
華やかなアレンジなので、帯の結び目にコサージュを付けるなど飾りとも相性が良いです。
子供は汗が多い!浴衣や兵児帯のお手入れ方法とは?
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浴衣は夏に着用するため、それだけで汗がつきやすいものです。子供は活発に動き回るため大人より汗をかく上に、人ごみの中で大はしゃぎして汚れてしまう可能性もありそうです。帯を気にせず座り込んだり、着崩れて帯を引きずったり、そんな事態も想定して、兵児帯は洗濯できるものを選びましょう。
昔ながらの絞り加工がほどこされた兵児帯は、洗濯をすると型崩れし、絞りの部分が伸びてしまうこともあります。
そのような帯は洗濯はせずに陰干しし、汚れは部分的に優しく洗うなどして落とすようにしましょう。
昔ながらの絞り加工がほどこされた兵児帯は、洗濯をすると型崩れし、絞りの部分が伸びてしまうこともあります。
そのような帯は洗濯はせずに陰干しし、汚れは部分的に優しく洗うなどして落とすようにしましょう。
兵児帯はアレンジしやすい!工夫しながらかわいい結び方を見つけて
2種類のアレンジ方法を紹介しましたが、ねじったり重ねたり広げたりしてオリジナルの結び方を作り出せるのも兵児帯の面白さです。
浴衣、帯飾り、髪飾り、兵児帯など色や素材を考えながら親子で一緒に選んでみると、お祭り気分がより盛り上がりそうです。
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